問題点の見つけ方

 問題は、入学・資格試験などの問いと言うような印象が強く、答えが必ず存在するものと捉えがちです。学校教育の中で正解することが求められ、その習慣から、会社経営における問題点についても解答を求めてしまう事が多いのではないでしょうか。 

 そしてその答えは、経営にとって良い事(都合の良いもの)ではなくてはなりません。それが当たり前のように考えてしまいがちで、なかなか答えが見つからずさまよっている状態が起こり、客観的に見ると特効薬や魔法の道具を探し続けるように感じます。

 なぜ、そのような状態が発生するのでしょうか? それは、問題点が明確になっていないとからです。または、分かっていても直視していないからです。

 経営における問題点は、計算問題のように答えから逆算して問題を作ることができません。問題点を簡単に把握することは難しい作業になる場合もあります。問題点とは、「理想と現実のギャップ」であると定義されています。理想は人それぞれ頭に描いた幸せの状態です。

 理想が”人それぞれ”であるが故に問題点と感じている箇所が微妙に異なっていることで、何が問題だったのか?有用な解決方法が何であるかがぼやけてしまい、混沌とした状態が続くことが多いのではないでしょうか。

 かといって漠然とした問題意識レベルで解決をしようとしたところで、なかなか答えが見つかりません。

 経営問題を解決する方法は、数学の公式などの型にはまったやり方がありません。お作法としてマーケティングや様々なフレームワークがあります。どのように経営問題にアプローチして行くか決定するのは、経営者ご自身です。

 問題の明確化や解決方法を知るためにも中小企業診断士にご相談ください。現状をヒアリングや詳細調査して上で、見える化のお手伝いをいたします。